サギソウ





9月3日








9月18日







9月18日












サギソウとの出会い

結婚して津軽で生活するようになる前の数年間を東京で過ごした経験がある。

仕事で下町の小さな事務所に行った時のこと、
真夏の、コンクリ−トの照り返しの強い中をテクテクと歩き続け、
訪問先の事務所のガラスの引き戸を開けた瞬間に
まっすぐに目に入ってきたのが鉢植えのサギソウであった。

それまで歩き続けてきた疲労感も、何もかも忘れてしまうほどの清涼感を持つ花。
今までに見たことのない、鳥の形をした白い小さな花にずっと見とれていた。

仕事の話の前に、サギソウの話をしばらく聞いていたことを覚えているが、
もしかしたらそれが栽培された山野草との初めての出会いだったのかもしれない。

昭和53年頃の事である。







サギソウを栽培するようになって十数年になるが、増えたり減ったりの球根と、
咲いたり咲かなかったりの花で、なかなか気難しい。
今年などは具合よく育っていた二つの鉢の一つをもっと良くしたいと思い、
置き場所を移したとたんにいじけたようで、とうとう花を見ることはできなかった。
元の場所に置き続けた鉢が写真のもので、じっと辛抱して待つことが大切なのかもしれない。







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